親子で笑える!クスッと笑って日本語の妙を楽しもう!
皆さんこんにちは。
日常の喧騒から一息つける瞬間を持つことは、特に家族とともに過ごすときには大変重要です。
そんな時間におすすめしたいのが、絵本『とっています』のシリーズ第2弾『クスッとことばえほん』です。
この絵本は、
声に出せばクスッと笑えるというユニークな特性を持っています。
誰もが持つ親しみやすい「かけています」というフレーズを通じて、親子で一緒に過ごす時間をより楽しみのあるものにしてくれることでしょう。
日本語の奥深さと楽しさを再発見しよう
日本語には同音異義語が数多く存在し、それが魅力の一つでもあります。
この絵本シリーズは、その日本語の不思議で面白い点を再発見させてくれる素晴らしい試みです。
「カレーをかけています」「でんわをかけています」「サングラスをかけています」。
このフレーズたち、同じ「かけています」でも、それぞれ全く違った意味を持っています。
これがひとつの絵本でどう表現されているのか、ぜひその目で確かめてみてください。
「かけています」のフレーズに集約されたこのシリーズは、言葉遊びという楽しさを存分に盛り込んでいます。
ただ文字だけで考えていると、その魅力が十分に感じられないかもしれません。
ページを捲り、声に出して読むことで文章の面白さを最大限に引き出すことができるのです。
物語の世界に入り込む驚きのイラスト
『クスッとことばえほん』シリーズのもう一つの大きな魅力は、市原淳さんが描く独特で鮮やかなイラストです。
市原淳さんはベストセラー絵本『もいもい』の作者でもあります。
彼の描くイラストは、どのページにも物語が生き生きと流れるように感じさせてくれます。
イラストとテキストが一体となって、声に出して読むことでさらにその魅力が際立つのです。
コックさんがたくさんの鍋を「かけています」というシーンでは、鍋から湯気が立ち上る様子が、今にも匂い立ちそうなほどリアリティ溢れる描写で描かれています。
それから目を離すと、今度はキッチンタイマーを「かけています」。
これを読んだ親子は、「あっ、同じ“かけている”でも、こんなに違うんだ!」と楽しい発見をすることができるでしょう。
親子の時間を豊かにするために
このような絵本は、単に読むだけでなく親子で会話をするためのきっかけを作ってくれます。
日常の中で、気づかない言葉の使い方の多様さや奥深さについて話し合うことで、親子の絆が深まります。
「かけています」の一言で始まるこの絵本、実は言葉遊びを通じて親子の会話の引き金となってくれるのです。
絵本の中で繰り広げられるさまざまな「かけている」シーンは、現実の生活の中にも頻繁に登場する状況です。
例えば「どんな時にでんわをかけるの?」「サングラスってどんなときにかけるの?」といった問いかけを通じて、自然に日常の中での言葉の使い方を学ぶことができます。
大人も思わずクスッと笑ってしまう面白さ
絵本と言うと、子どもたちの専売特許のように思われがちですが、『クスッとことばえほん』は大人も楽しめる内容になっています。
同音異義語や言葉遊びというのは、大人になっても思わず笑ってしまうことが少なくありません。
忙しい日常生活の中で、ちょっと立ち止まり、心から笑い合える、そのような機会をこの絵本が提供してくれることでしょう。
絵本選びの新しい視点
絵本を選ぶとき、どのような基準で選んでいますか?その中には、文字数の少なさやイラストのかわいさなど、さまざまなポイントがあると思います。
しかし、言葉の持つ面白さや、読み聞かせる声のリズムを意識して選ぶというのも新しい視点かもしれません。
『クスッとことばえほん』シリーズは、親子の絆を深めるとともに、自然と日本語の面白さに触れることができます。
もちろん、教育的な観点からもこの絵本は大変優れています。
読むたびに新たな発見があるかもしれません。
まとめ:『クスッとことばえほん』の魅力をもう一度
絵本『とっています』の続編、『クスッとことばえほん』は、日本語の同音異義語を用いた楽しい物語が詰まっています。
市原淳さんの描く豊かなイラストと、日本語の持つユーモアを存分に楽しめる構造になっており、子どもだけでなく大人も見る者すべてを魅了する力を持っています。
親子で声に出して読みながら、言葉の妙を感じ、自由な発想で絵本の世界を旅してみてはいかがでしょうか。
この絵本を読んで、日常の中にもっとクスッと笑える瞬間を増やしてみましょう!親子で楽しい読み聞かせの時間を過ごして、素敵な思い出を作りましょう。
発売日は2025年5月29日。
この日をお楽しみにしていてください。